日本の宿泊施設の76%が過去の業績を「良い/非常に良い」と答え、2024年の63%から13ポイント上昇しました。今後6カ月以内に投資を増やす計画は59%で、採用は来年にかけて全国平均7.9人の新規採用を見込むとしています。Booking.comとStatistaが共同でまとめた「宿泊業界の最新動向 日本版 2025」で分かりました。調査は2025年7月7日~9月1日、国内の経営陣・管理職260人に電話で行われました。背景には円安と訪日需要の継続、稼働率と平均客室単価の上昇があるとされます。資金調達は55%が「まったく困難はない」とし、投資環境の改善もうかがえます。人材面ではハウスキーピングや飲食は確保しやすい一方、営業・マーケティングや管理、マネジメントは採用が難しい傾向です。技術面ではAI(人工知能)を不正防止やサイバーセキュリティの付加価値として注目し、84%がデジタル・プラットフォームはオフシーズン集客に有効と評価しました。今後は地域差と労働力不足への対応が鍵となり、研修投資(拡大計画49%)やAI導入の費用対効果をどう示すかが成長の条件になりそうです。
source: PR TIMES
